人形教室の その先 2
昨日のコラムの続きです。

お教室をやっていてもったいないと思うのは、せっかく材料も道具もそろえたのに人形が完成せずに来なくなってしまう方や、時間をかけてやっと1体完成させたのに、それで力尽きてやめてしまう人が少なからずいらっしゃることです。
あともう少しで完成なのに。もうひとつ作ったらもっと良いのができるのに。
「頑張るのは良いけれど、力入れすぎると続かないよ」といつも思います。

人と較べると落ち込むのは私だって同じです。
でも自分1人で作っているとモチベーションが上がらない。
その繰り返しはモノを作る者は皆経験しています。

職人さんで「この道一筋何10年」みたいなスペシャリストはいますけれど、技術だったら時間をかけて練習すれば効率も上がるし上手になれる。
でも、創作…アートはなかなかそういうわけにはいきません。
「私には才能が無いから」みたいに思って諦めないでください。

才能って何。
美大に行ってた時は天才ばかり見てきました。
才能があったって潰れていく作家を私は何人も見ている。

私に関して言えば、本当は画家になりたかったのです。
日本画が好きで2浪して美大に入って、周囲に負けたくないと頑張ったけれど結局やめてしまいました。
空っぽになった私の心を埋めてくれたものが人形で、本当に最初は趣味で始めました。
教室には10年以上通い、ただ作っていることが楽しかった日々がありました。
その頃は有名になりたいとか、売れっ子になりたいとかあまり思わなかったです。
(今だって忙しいだけで売れっ子でも有名でもありませんが^^;)

美大を出た同級生は教職をとって美術教師になった人が多かったけれど、私は教職過程を実習の段階でやめてしまったので、学校の先生にはなれない。
でも何かやりたい。

それで始めたのが人形教室です。
絵を描いていた時は先輩や同級生が出していた公募展に何度も落ちていたし、人形の公募はそんなになかったのでまず個展から始めました。

それしかできなかったから。
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kulaladoll

Author:kulaladoll
人形作家:神奈川県在住。創作活動の傍ら鎌倉と川崎で人形教室を開いています。

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