人形公募展にチャレンジ その4 失敗談と二次審査
コンペや公募は、参加することで何かウキウキするので、過去にも何度か応募したことがあります。
ただ、いつも入選や入賞をしているわけではありません。

大学時代は絵を描いていましたが、大きな公募はことごとく落ちました(T_T)
その後人形に転向してからはちょっと勝率上がった・・・かな。
何が悪かったのか自分でもわからないこともありましたが、技術が未熟だったこともありますけれど、ひと言で言えば「相性」だと思います。

以前東急ハンズが主催していた「ハンズ大賞」というのがあって、あこがれて一度人形を応募しましたが見事に落とされました(T_T)
結果通知には「あなたの作品が悪いわけではないのですが・・・」と親切に書いてありましたが、ハンズのコンセプトと合わなかったんでしょうねぇ。
ユーモアとアイディアがあって、商品化できそうな作品が選ばれていたような気がします。

最近では3,4年前に人形供養で有名な京都の宝鏡寺が主催した人形公募展があり、京都は大好きなので頑張って新作を作って応募しましたけれど、一次の写真審査で落ちました(><)
これはかなり悔しかったです・・・。
テーマは「和(なごみ)」でしたが、遠かったので見に行かれなくて後で新聞で入賞作品だけ見ましたが、やっぱり私の作風と違ったような気がしました。

「自分に合った公募を選ぶ」これも入選の秘訣です。
どうやって自分に合ったものを選ぶのかといえば、公募展のコンセプトをちゃんと知ることと、審査員や招待作家がどんな方なのかも調べておく。
過去に何度も開催されたものなら、図録などを見て入選作品を見ておく・・・などです。
後は、勘。ビビビ!!とくればOK(^^)V
外れることもある・・・けど。
でも落ちても諦めないで、また次のステップと考えてください。

ここで補足ですが、「まず入選」を目標としている私が賞を狙いたくても狙えないのはDOLL EXPO 2012のコンセプトに「隠れた才能を掘り起こし人形芸術の存在を美術界にアピールすることを目標とします。」と書かれていることで、もっと若いこれから伸びる人を選ぶんだろう・・・と思ったからです。
作品も作者も未発掘を選びたいということでしょう。

エントリーの費用をオンラインチケットで支払うのは新しい試みでしたが、コンビニで端末機を使うのは私以上の世代ではちょっと難しい。若い人向けだなーと思いました。
だから開き直って、これから応募したい方たちのためにこんなコラム書いてます~(笑)

さて、DOLL EXPOの一次通過の知らせをもらった続きです。
結果通知には、二次の現物審査の搬入方法と会場の地図が入っていました。
場所は都内にある美術運送会社の倉庫でしたが、鎌倉の自宅からは2時間ほどかかりそうでした。
作品は送っても持って行っても良く「持って行く場合はFAXかメールで連絡の上」と書いてありました。
けっこう大荷物になりましたが、宅配で送って何かあったら怖いので持って行くことにしました。
返却は着払いの宅配便で送ると書いてあったので、戻ってくる時のために箱に入れて行かなくてはいけません。
出品する子に「頑張ってね」と話しかけながらスタンドをセッティングし、丁寧に包んで箱に入れて手引き車でコロコロ転がしながらで、かなりの大荷物でしたが気分は「いざ出陣」みたいな感じです(笑)

現物審査の搬入はなるべく送らずに、可能なら自分で持って行くことをお勧めします。
大体が搬入場所=審査会場になるので、最後まで見届けることも大事です。
会場に着き、荷物を開けて破損が無いかの確認と、必要書類のチェックを係りの方と一緒にしましたが、もしここで何か不備(例えば返信用封筒に切手を貼り忘れた等)があっても自分がいれば何とかなると思います。

そして一番知りたかったこと・・・帰り際に「応募数はどれぐらいあったんですか?」と係りの方に聞いてみましたが「一次通過が300余りと聞いています」という答えでした。
最多200体を展示予定と要項に書いてあったので、つまり二次の現物審査で100人落ちることがここで分かりました。

そして待つこと3週間あまり。
確か搬入した時に「6月2週ぐらいに結果通知します」と書いて貼ってありましたが、かなり遅れて18日の月曜日に通知が来ました。
一次審査の結果と同じ書式の紙の「合否」のところに「入選」と書いてありました。

・・・ほっとしました。
人形公募展にチャレンジ その3 一次審査
これは私自身の応募体験なので、あくまでも参考という形でお読み下さい。
かなり主観が入っているのですが、公募展事務局からはまだクレームが来ないので大丈夫と思いますが・・・(^^;)

第一次審査は写真の応募でしたが、公募展によって写真の枚数や撮りかたは様々です。
DOLL EXPOの場合は正面から同じものが5枚ですが、例えば「ドールアート展inうつくしま」は多方面からの写真を撮ることになっていて、球体関節人形の場合は裸にした状態で前・横+着衣写真の3枚となっています。
それぞれの要項を良く読んで、間違えないように撮影しなくてはいけません。

image_5441_400_0.jpg

QUEENELF
この画像はDOLL EXPOと同じ主催で、2004年に開催されたDOLL FANTASIAに応募した写真と同じものです(クレジットは入っていません)
これから開催されるDOLL EXPOに提出したほうは、前述のように著作権問題が生じる恐れがあるので載せられませんが、今回も同じように真正面から撮影しました。
バックは無地が望ましいと思います。
補足ですが、この作品は中に電球を仕込んだのでバックを黒にしましたが、中間色のほうが人形の肌の色が綺麗に出て撮影しやすいと思います。

芸術写真ではないので、ぼかしたり顔のアップだけとかはNGです。
全体が入っていて、カタログ写真と同じく分かりやすいものが一番と思います。
この時もギリギリまで作っていたので、撮影時は台座がまだ出来上がっていませんでしたが、一次通過した後に図録に載っているような黒い台座と後ろの板をつけました。

図録
こちらが図録の写真。
二次審査で「写真と違う」と言われるかな~と心配でしたが、通ったので大丈夫だったようです。

image_5440_400_0.jpg

うーん、比べてみると顔が上向きだなぁ(^^;)撮影の時に立ち会いたかった・・・。
しかし、悲しかったのは図録でも羽に梱包用のダンボールがついたまま撮影されていたことです・・・栄えある開催初日も、このまま展示されていました(ToT)
これでよく審査を通ったと思う・・・面白い作品だと思われたのが返ってよかったのか??

DOLL FANTASIAの図録によれば
『応募総数=555作品
一次(写真)審査通過作品数=226作品
各審査員による個別の写真審査により多数票を得たものから合格とした』
と書いてあります。
ここで約半数が落とされてしまったようです・・・。

今回の全体応募数は知りませんが、最終入選数は前回の倍で200と聞いているので入りやすくなったと思うのですが。

(補足)DOLL FANYASIAでは最終的に113点の99人入選で、複数入選した方も多かったようです。
優秀大賞が5人、その他3人入賞でした。
審査過程のVTRを会場で流し、大賞の該当者がいなかった理由を説明していましたが
「人形の自立」が決め手だったようです。
人形公募展にチャレンジ その2 要項を良く読む
前回の続きです。
ここでひとつ訂正ですが、DOLL FANTASIAの入選作に粘土の立ち姿の球体関節人形が無かったと前日書きましたが、後で良く見たら1つありました。
服を着ていて気づきませんでした・・・黒人の男の子で、関節もがっしりとして人形に合わせた専用スタンドで立っていました。


本題に入ります。
先ず最初に応募の心得として、こういう時自分の技術に多少自信があっても「賞を狙いたい」「人形を売りたい」と最初から大きなことを考えないのが第一です。
失敗の繰り返しでそれは憶えました・・・(T_T)
先ずとにかく入選し、会場に飾ってもらうことを目標にする。
それだって大変かもしれない。
8年前の公募・ドールファンタジアは入選倍率が5倍で、私の周囲で球体関節を出した人は全滅だったのですから。

そして次に何でもそうですが「要項を何度も読み返す」・・・これ、本当に大事です。
規定に外れることをしたら、せっかく作った作品もおじゃんになっちゃいます。
これがまた、細かい字でびっしり書いてありました・・・。


●出品者本人が単独で制作したオリジナル作品で他の公募展、個展などに出品していない未発表のもの。

つまり人形だけ作って衣装を人に頼むのはNG。全部自分で作ったものに限ります。
そして、未発表というのは公募展や個展に限らず、多分インターネットでの写真公開もNGと思います。
「応募作品が出来上がったのでアップしまーす!」というのはやらないほうが無難です。
というのは、入選作品を図録掲載した時やTVなどで報道された時の著作権問題に引っかかるからです。(これは横浜人形の家の手作り人形展審査の手伝いをした時、担当の係りの方に教わりました)

『結果発表後でも出品規定に反することが明らかになった場合は取り消す場合があります』とも書かれていました。

そして作品サイズ
●台座・スタンドなどの付属品も含み展示された状態で以下のサイズの円筒形の収まる大きさ。単体作品/直径60cm・高さ60cm ・・・

これ読んで気づいた。
まてよ~私が応募しようとしているのは立ち姿の球体関節人形で、元々公募用に作り始めたわけではないので大丈夫だろうか?人形だけの身長しか測っていなかったかもしれない。
測ってみたら、市販のスチール製スタンドに乗せて60センチギリギリでした。
ま、まずい・・・スタンド台を木にして専用の頑丈なの作ろうと思っていたのに~はみ出ちゃう!!
仕方なく・・・市販のスチール製で何とかすることにしました(T_T)

そして、もっと良く読んだら、著作権の説明欄に書いてあったこと。
実はこれ、一次審査の応募をした後に読み返して気づきました。
●本展覧会の期間および本展終了後に計画されている全国各地での巡回展(本展覧会後、最長2年間)の期間中・・・云々

つまり今度の公募展も、前回同様に新高輪プリンスホテルだけで終わらず、全国を巡回する予定なのだと知りました。
最長2年間戻ってこないんだ!!

更に
●壊れやすいもの、展示に際し不安定なものについては、破損保障などの責任は問いません
●作品が自立することを条件としますので、自立しない場合スタンドなど展示をするために必要な付属品は、本体にセッティングした状態でご応募してください。
●スタンド以外の付属品についても、バラバラにならないように、きちんと取り付けてください。

・・・●規定を満たさない作品や、書類に不備がある場合は審査の対象となりません。
私はスタンドに人形を取り付ける予定ですが、椅子だったら椅子に人形を取り付けるということでしょうか?
分からないことは事務局に聞くのが一番と思いますが、今回椅子は使わないのでパス。

『入選作は最多200を予定しています』とあったので、招待作家は別として一般応募の作品をひとつひとつ丁寧に飾ってくれるとは限りません。
というのは前回のドールファンタジアの私の入選作は、最初羽に梱包用のダンボールをつけたまま飾られていました。
初日に会場に行って私が気づきましたが、作品の一部と思われたのでしょうがそういうことだってあるのです。

これはかなり丈夫に作っておかないと「規定に満たない」とみなされて落とされることも考えられます。
文句を言っても「要項に書いてあります」と言われて終りです。
壊れにくいものや飾りやすいもので、なおかつ良い作品を作らなくちゃいけないということです。
人形公募展にチャレンジ その1
過去に何度か応募したことがありますが、今年はいつに無く人形の公募展が多い年で私の知る限り公募展は3つあるようです。

DOLL EXPO 2012

チーム・コヤーラ創作人形公募展

ドールアート展2012 in うつくしま

そのうちの一つに8月4日から27日までグランドプリンスホテル新高輪で開催されるDOLL EXPO 2012があります。 
こちらは人形公募だけではなく、EXPOと名のつくように人形に関するいろんなものが展示されるようで、実は私のところにも「有料でブースを借りて展示をしませんか?」という打診をずいぶん前に主催者様からいただきました。

でも、私の性格として公募なのにお金を払って飾るんじゃつまんない・・・審査料は払うとしても、選ばれた作品として会場に飾ってもらいたい。
ということで、人形公募に自らチャレンジすることにしました。
これって・・・はっきり言って無謀です(笑)
もしも落ちたら人形教室をやっている者として、ものすごーく恥ずかしい。

DOLL EXPO 2012に応募した理由は2つあります。

1、教室の生徒さんもチャレンジしてみたいと言っていたので、どんな作品をとってもらえるのか、審査過程はどんな感じなのか知りたかったこと。

2、同じところが主催で2004年に開催されたDOLL FANTASIAという、東京展のあとに2年間全国を巡回して数10万人の観客を動員した大きな公募展がありましたが、そのときの図録を見ると粘土の球体関節人形の入選がほとんど無かったのです。
ドールファンタジア図録
image_5489_400_0.jpg

作品
これが当時私がDOLL FANTASIAに応募し、入選した作品です。
image_5488_400_0.jpg


当時の倍率は約5倍でした。初めて大きな公募に応募したので、ちょっと変わった目立つものを作りたいと思って下半身を金属にして、当時はまだ珍しかったLED電球を中に入れました。
おかげで「ワタナベだから図録の一番最後だし、ずいぶん目立ったよー!」と友達に言われました(笑)

前回は半分球体でしたがしかし、教室で球体関節人形を教えている立場として大きな公募展に全・球体関節人形がなかなか入選できないのはマズイと思いました。
正確に言えば入選作に座っている粘土の球体関節ならありましたが、招待作家以外に立っている球体関節人形がひとつも無かった。ビスク(西洋陶器製)はありました。
これは展覧会の性質上、全国10箇所巡回をするのと作品を自分で飾ることができないのが理由のような気がしました。
球体関節人形はポーズを自由に取れる代わりに、すぐに動いてしまうしスタンドがないと長時間立たせておくことが難しく、そのスタンドも人形に合わないとバランスを崩しやすいのです。
でも私は球体関節人形を、展示が難しくてもぜひとも入選させたい・・・。

というわけで、昨年から作っていて本当は違う展覧会に出展予定だった球体の作りかけの子を予定変更して公募に出すことにしました。
ミッションは「お金を払って展示するのではなく、一般公募から応募して全・球体関節人形を入選させること」です。
プロフィール

kulaladoll

Author:kulaladoll
人形作家:神奈川県在住。創作活動の傍ら鎌倉と川崎で人形教室を開いています。

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